道垣内弘人『信託法―現代民法別巻―』2017年、有斐閣と、同氏著『信託法〔第2版〕: 現代民法別巻』2021年、有斐閣の比較です。
『信託法〔第2版〕: 現代民法別巻』2021年、有斐閣を基準にしています。
誤りなどがあれば、指摘願います。
第6章委託者
第7章信託の変更・併合・分割
P413 追加
金融機関の信託業務の兼営等に関する法律に基づいて信託業務を行う受託者が、民法584条の4の定める方法による定型約款の変更を行う場合について、追記。
P416 変更
信託目的に反しない信託の変更(信託法149条)の効果について、曖昧な記述を削除。
P422 追加
委託者の地位を取得しない第三者による追加信託は、贈与と解釈することについて追記。
第8章終了・清算・倒産
P429 追加
信託法90条1項各号に定める遺言代用信託が、自己信託のかたちで設定され、委託者が第1受益権を有している場合で、委託者の死亡時まで1年以上経過したとき、信託法163条2号に該当するか、整理。
P442 変更
信託法180条の正当性について、限定責任信託と、限定責任信託以外で区別することに変更。
P443 追加
信託法182条2項の該当要件と、残余財産受益者または残余財産の帰属権利者の地位が相続される場合について、補足。
第9章罰則