本当は、前回の電子署名の有効性確認を行った際に、一致性の確認まで完了したかったのですが、私のミスで出来ませんでした。その後、日司連公的個人認証有効性確認システムサポートさんのアドバイスを得て、一致性の確認まで出来たので私自身の復習の意味で書いてみます。
前回の最後の部分と少し重なります。
MicrosoftのwordファイルなどをPDFファイルに変換したり、電子署名が付与されたPDFファイルを検証するのに、Adobe Acrobat DC / Acrobat Reader DCを利用しました。マイナンバーカードだけでは駄目なのか。そんなことはありません。いくつもある方法の中から、通常の契約と同時に、登記申請でも利用できるように私自身は、Adobe Acrobat DC / Acrobat Reader DCを利用しました。司法書士事務所開業当時から、Adobe Acrobat DC / Acrobat Reader DCをPCに入れていたから、というのが一番大きな理由です。また、PDF署名プラグインソフト(PDFファイルに電子署名を付与するためのソフトウェア)を利用するため、という理由もあります。
登記・供託オンライン申請システム「登記・供託オンライン申請システムにおいて動作確認しているPDF変換ソフト」
https://www.touki-kyoutaku-online.moj.go.jp/cautions/append/pdf_operation.html
法務省 「利用可能な電子証明書・電子証明書を発行している認証機関」
https://www.touki-kyoutaku-online.moj.go.jp/cautions/security/riyokano_syoumei.html
公的個人認証サービス ポータルサイト「署名用認証局の運営に関する情報」
https://www.jpki.go.jp/ca/ca_rules3.html
・MicrosoftのwordファイルからPDFファイルに変換して、電子署名を付与してみます。事前にPDF署名プラグインソフトをダウンロードしています。
Adobe「PDF ファイルで電子署名を利用する方法 (Acrobat DC / Acrobat Reader DC)」
https://helpx.adobe.com/jp/acrobat/kb/cq07131410.html
登記・供託オンライン申請システム
「PDFファイルに電子署名を付与する際の留意事項について」
https://www.touki-kyoutaku-online.moj.go.jp/cautions/append/sign_pdf.html
また、JPKIソフト(利用者クライアントソフト)をダウンロードして、マイナンバーカードの電子証明書の有効期限が切れていないか、確認もしてみました。
地方公共団体情報システム機構「公的個人認証サービスポータルサイト」
https://www.jpki.go.jp/download/index.html
署名の検証を行ってみます。
署名は有効であることが分かりました。署名時刻の検証がされたことが分かりました。しかし、私のパソコンの時計に基づいているようなので、時計が操作されると、操作された時刻が出てくることになると思います。時刻に年月日も入るのかは現時点で調べることが出来ませんでした。
一致性の確認をしていきます。
署名のプロパティを表示。詳細。
CN=、の後の英数字記号が日司連公的個人認証サービスの電子証明書の番号となるようです。
私が何度もミスしたのはこの時です。自分で何度CN(コモンネーム)を探しても見つけることが出来ませんでした。その度に新しいPDFファイルに電子署名を付与し、また探していきます。サポートデスクさんからのアドバイスで、PDFファイルに電子署名を付与しても、すぐにCNが生成されるわけではなく、1~2時間くらいかかるようです。せっかちな方は気を付けた方が良いかもしれません。私です。
日司連公的個人認証サービスにログインして、電子証明書の番号を入力(書類名は何でも良い。)すると一致しました。
備考:日本司法書士会連合会は、タイムスタンプの認証団体になるのかもしれません。良く知りませんが。