最近運営に関わっているイベントで、CC、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス、商用利用可などの用語を目にすることが多くなりました。その都度調べてこんな使い方は良いんだ、分からない・迷ったときはとりあえず承諾、などと対応しています。クリエイティブ・コモンズ・ライセンスという言葉は知っていて[1]、ある程度自由に使えるものなんだろうなというイメージ程度でしたが、実際に使う、作ったものに表示するとなると、何だか色々な種類があるようです。
私には全て網羅することは無理ですが、今まで関わってきた部分についてまとめてみたいと思います。
参考
クリエイティブ・コモンズ・ジャパン(CCJP)(活動母体:特定非営利活動法人 コモンスフィア)
最初にみたのが、下のマークと「CC BY 4.0」という文字、作成団体の名称です。
下のページを読んでみると、
作成者は、
1 作成者の名前(名称)の表示と、クリエイティブ・コモンズライセンスマークの表示。
2 ライセンスに関する注意書き。
3 免責事項に関する注意書き。
4 元の資料などへのリンク。
5 変更があった場合には、その内容を表示すること。
利用者は、
1 複製、再配布可能。
2 自分で使いやすいように加工、変更したりすることも可能。
3 1,2は営利、非営利の目的を問わず可能。
ただし、有名スポーツ選手の画像などの勝手に使えば明らかに経済的価値に繋がると分かるもの、有名であるか否かを問わず個人を特定できるような写真など、人の名誉を傷つける可能性があるものについては制限され、削除や非公表を求められる可能性がある。事前に気付いた場合は予め許諾を取った方が良い。
というような理解です。
https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/deed.ja
上の図のように幅があり、左は一番固い、右は一番柔らかい・自由と考えるとその間で自身の作品などの流通形態を決めることが出来る、ということのだと思います。形態は6種類あり、1 加工の可否、2 加工可能な場合、元の作品と同じ形態にすること、3 非営利目的か否かの組み合わせで成り立っています。
クリエイティブ・コモンズ・ジャパン(CCJP)(活動母体:特定非営利活動法人コモンスフィア)のホームページにも次のようなマークと文章が掲載されています。
注)があるものを除いて, このサイトの内容物は クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 ライセンスの下に提供されています。
[1] 松尾陽編「アーキテクチャと法」弘文堂2017,水野祐「法のデザイン」フィルムアート社2017など。