ある税理士法人からの依頼

ある税理士法人から電話がかかってきました。ホームページを読んで連絡をしていただいたようです。県内の新聞社の出版社から、家族信託に関する書籍を出版されている法人でした。

「家族信託をお願いしたいのですが。」と言われました。以前、業務提携をお願いされて断った事務所でした。面談で話しているときに、何となく合わないかな、と思ったからです。

家族信託なら自分で主導権を握らせてもらえるかな、と思い話を聞いてみることにしました。

また借りを作りたくない(考え過ぎ)という気持ちもあり、税理士法人に私から向かうことにしました。

そして話を聞いてみることに。マンション一室(ローン・担保付)のみを家族信託。1人暮らし、推定相続人は1人。公正証書は作らない。

公正証書は作らない。ここにひっかかって、「公正証書はなぜ作らないんでしょうか。」と訊いてみました。「お客さんが面倒くさい、と言っているんですよ。」ということでした。マンション一室のために公証センター(公証人役場)に行くのが面倒くさい、ということらしいです。

信託口の口座は作らないのですか?、と訊いてみると、「作らなくても返済など、どうにかなると思います。」ということでした。

この件は、ちょっと僕には出来ません、すみませんと断りました。何となく後で嫌なことが起こりそうだったんです。

税理士法人の担当者からは、「公正証書にする場合は、先生にお願いしますね。」と言われましたが、そのあと連絡はありませんでした。もしかしたら、あまり言うことを聴いてくれないと思われたのかもしれません。

良かったです。

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